4月13日(水)俳優座劇場14時開演の
~崩壊シリーズ~『九条丸家の殺人事件』
を観に行きました。
<公演プログラム>
<タイムテーブル>
原作:“THE PLAY THAT GOES WRONG”
by Henry Lewis, Jonathan Sayer & Henry Shields
上演台本・演出:オークラ
出演: 山崎樹範、松下洸平、上地春奈 、久保田秀敏、
伊藤裕一 、大水洋介(ラバーガール)、
長谷川忍(シソンヌ)(Wキャスト) 、彩吹真央 、梶原善
<あらすじ>
これまでまともな上演をした事がない劇団「荻窪遊々演劇社」が
満を持して上演する殺人ミステリー劇『九条丸家の殺人事件』
開幕初日。セットのドアが開かなかったり、あるはずの
小道具がなかったり、役者がセリフを間違えたりと、
本番中まさかのアクシデントが立て続けに勃発!
それでもシリアスな芝居を必死に続けるが…
舞台は奇想天外な展開に…!
2015年英国オリヴィエ賞最優秀コメディ賞受賞作品。
Wキャスト、この日のキャストはラバーガールの大水洋介さん。
開演前のアナウンスから既に芝居が始まっており、大爆笑。
素人集団の寄せ集めで幕を開けた芝居。
スポットライトが誰もいない位置に当たり、
死体役の役者が咳込んで動く。
雪を降らせるシーンで、紙吹雪をまいているスタッフが丸見え。
登場シーンでドアのたてつけが悪くて開かず、
壁を無視して脇から登場。壁にかけられた時計や
絵画がドアの開閉の振動で床に落ちる(笑)
暖炉の棚に物を置くシーンがたくさんあるのに、
肝心の暖炉の棚が下に落ちているのでおさえながらの演技。
屋敷の執事?金田一は、台詞がとび、台本を時々
読みながらの演技。九条家の次男、精二役は普段はホスト。
台詞にちょいちょい「フォー!」という掛け声が入り、
ポーズがチャラいし。彩吹さんは、宝塚歌劇団をめざし、
受験するも不合格になり、キャバ譲になった里田愛役。
ミュージカルっぽい身振り手振りの大げさな演技が面白かった。
松下君、なぜかやけにダボダボの借り着のような
スーツで登場。熱い演技だった。普段消防士の設定だけにね( ´艸`)
ラストはセットが壊れまくり、「8時だよ、全員集合」状態。
(家崩壊シーンは若い人で知っている人はいるのだろうか?)
芝居が、座長の浮気問題にすり替わり、舞台上で
同棲相手の舞台監督か、キャバ譲の里田かを選ぶ、という、
かなり現実離れしたストーリーでしたが、松下君のコミカルな演技、
彩吹さんのいきなり開いたドアにぶち当たり失神シーン、
金田一役の梶原善さんが手錠をはめられて
なかなか移動できない大慌てシーン等、
ツボスポットが定期的におそってきて面白かった。
明日仕事しながら思い出して二ヤけそう~( ´艸`)