5月3日(火)新国立劇場 オペラパレス 14時開演の
バレエ「ドン・キホーテ」を観に行きました。
ミュージカル「アニー」も上演中。
子供が小学生の時によく一緒に観た「アニー」。
息子たち、今は一緒に歩いてもくれない…(-_-;)
グッズコーナーに展示されているサイン。
<タイムテーブル>
芸術監督: 大原永子
音楽: レオン・ミンクス
振付: マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー
装置・衣裳: ヴャチェスラフ・オークネフ
照明: 梶孝三
指揮: マーティン・イェーツ
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
キトリ(ドゥルシネア) : 米沢唯
バジル : 井澤駿
ドン・キホーテ : 貝川鐵夫
サンチョ・パンサ : 髙橋一輝
キトリトリの友達(ジュリエッタ) : 柴山紗帆
キトリの友達(ピッキリア) : 飯野萌子
エスパーダ : マイレン・トレウバエフ
街の踊り子 : 長田佳世
メルセデス : 本島美和
カスタネットの踊り : 堀口純
森の女王 : 細田千晶
キューピッド : 五月女遥
ボレロ : 丸尾孝子、中家正博
第一ヴァリエーション : 奥田花純
第二ヴァリエーション : 寺田亜沙子 他
<あらすじ>
騎士物語を愛読するドン・キホーテ。自分こそは勇敢な騎士と
思い込み、サンチョ・パンサをお供に冒険を求めて旅にでる。
活気あふれる港町バルセロナ。宿屋の看板娘キトリと
床屋のバジルは恋人同士。しかし、キトリの父ロレンツォは
娘をお金持ちのガマーシュと結婚させようとする。
父から逃れるため、ふたりは町はずれの居酒屋へ身を隠すことに。
狂言自殺を図るバジル。ドン・キホーテはふたりの結婚を認めるよう
ロレンツォを説得。父が認めると、ふたりは喜び合う。そして、
結婚式が公爵の館で盛大に行われる。
バレエでは、ドン・キホーテは主役ではなく、物語の端々に
登場するだけの脇役的存在。物語の中心は若い男女の恋物語。
「ドン・キホーテ」は機会があったら見てみたかったバレエの演目の一つ。
スペインを舞台に繰り広げられるラブ・コメディ、との事で
ストーリーも分かりやすく、見どころ満載だった。
酒場のシーンでは、踊っているキャストだけでなく、
脇で愛を語り合うキャストだったり、ドン・キホーテの持ち物が
重すぎて運ぶのに四苦八苦しているサンチョ・パンサ等、
街人の演技も楽しめました。
食べ物をくすねて追われるサンチョが、街人につかまって、
宙に飛ばされるアクロバティックなシーンもあり。
街一番の伊達男、エスパーダと闘牛士たちが赤い布を振り回して
踊るシーンでは、バレエ「海賊」同様、勇ましくてカッコ良かった。
振付もフラメンコの振付が取り入れられており、
オケに合わせて手拍子が入ったり、女性陣は扇、
男性陣はギターを持ちながらのダンスシーンがあったりして
リズミカルで陽気な音楽にテンションが上がりました。
メルセデスの長いドレスを翻しながらのダンス。
情熱的で色っぽくて素晴らしかった~ (´∀`)
ドン・キホーテが気絶したときに見る夢に出てくる
幻想的な森のシーン。ビビッドな赤、黒衣装に変わって
淡い色調の衣装に変わり、とてもロマンティック(´∀`)
キューピッド達もたくさん出てきて幻想的でした。
最大の見せ場、キトリとバジルの結婚式の豪華なグラン・パ・ド・ドゥ。
キトリの連続回転、バジルの片手リフト、数々の見せ場が続き、
ブラヴォーと拍手がいつまでも鳴りやまず…
バレエ音楽は、終わり方がジャジャジャジャーン、と盛り上がるものが
ほとんどで、それに合わせたバレリーナ達の決めポーズが、
歌舞伎の見得を切るポーズのようで見ていて気持ちがいい。
Kバレエカンパニーの「ドン・キホーテ」も見たかった。
次は「ラ・バヤデール」を見てみようと思う。