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Channel: 日常&観劇日記
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劇団ホチキス「PTA」

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8月21日(月)東京芸術劇場シアターウェスト
13時開演の「PTA」を観に行きました。
 
 
 
<タイムテーブル>
 
 
 
<出演>
 
大高洋夫、片山陽加、山﨑雅志、仲谷明香、稲垣成弥、
村上誠基、栗田学武、齊藤美和子、國崎 馨、絵理子、
藤澤希未、山本洋輔、柳川瑠衣、加藤 敦

 

<あらすじ>
 
学力テストで、全国ワーストワンをたたき出してしまった安井小学校。
県の教育委員会から「解体屋」と呼ばれる、
教育改革Gメンが派遣されると噂が飛ぶ。
いみじくも、PTA会議がある今日。
議題は、「安井小学校に自転車免許をつくろう」というもの。
1年前に、交通事故で亡くなっ た女性教師の
追悼の意味も込めてのことだった。
すぐに終わるはずだった会議は、あらぬ方 向へ暴走していく・・・。
次々と明らかになる、教師の、親の、そして学校の秘密・・・。
骨肉のバトルの先に、真実が明らかに なる、
そこにはさわやかな感動が待ち受けていた!

 

 
 
 
小学校の会議室でのワンシチュエーション。
会議に参加するのは、教頭、教師、用務員、PTA、
自転車事故で亡くなった女性教師の兄、婦人警官、
学校を設計した男性、とさまざま。
教頭役は大高さん。校長に頭が上がらずイエスマンと呼ばれている。
自転車免許についての是非を話合う内に、学校や教師の問題点や、
保護者のかかえる不安や不満等が浮き彫りになっていき、
ついには、なぜ安井小学校が、学力テストで全国ワーストワンに
なってしまったのか、当初交通ルールを守らなかったせいで
亡くなったという事になっていた女性教師が、
一人の生徒の日記から、悪いのはドライバーの方だった、
という真事実まで明らかになっていき、後半に行くにつれて
グイグイひきこまれていきました。
 
 
 
 
話し合いの途中で、こじれて別れた教師同士の口喧嘩が
あったり、お別れ会で河童役をやりたい校長先生が
教頭に、「早くお稽古の練習をしよう」とせかしに来たり、
と、話があちこち飛ぶところもありましたが、
最初に関係ないと思われた参加者の趣味や、台詞が
伏線になっていて、ラストではパズルのピースが
ピッタリとはまっていくように話がつながっていき、
全てが良い方向に向かって解決していく様子は気持ちが良かった。
 
 
 
 
話し合いがこじれて長引いているのでは?と心配する校長に
「あれはお別れ会でやる演劇の練習なので、”河童”と読んだら
来てください。それまでは待機していて下さい」と
あせりながらかわす教頭に大爆笑。
教育改革Gメンが、一番可能性のなさそうだった
亡くなった女性教師の兄だったとは予想がつかず、ビックリだった。
千穐楽という事もあり、カーテンコールでは、一言コメントや、
校長への安井小学校校歌斉唱のムチャブリもあり面白かった笑い泣き

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