演出:蜷川幸雄
演出補:井上尊晶
作:W.シェイクスピア
翻訳:松岡和子
<出演>
藤木直人 多部未華子 立石涼子 石井愃一 辻 萬長
原 康義 大石継太 廣田高志 間宮啓行 妹尾正文
岡田 正 清家栄一 新川將人 手打隆盛 松田慎也 他
さいたま公演 2016年5月25日(水)~6月11日(土)
※北九州・大阪公演あり
<あらすじ>
舞台はウィーン。この街を治める公爵のヴィンセンシオ(辻萬長)が、
領地での全権をアンジェロ(藤木直人)に委任し、国外に出かけた。
実はヴィンセンシオは修道士の姿に変装し国内に留まり、
権力が人をどう変えるのか、観察したいと思っていたのだ。
ヴィンセンシオの統治下で法に寛容であったウィーンに
不満を持っていたアンジェロは、街を厳しく取り締まる。
折悪く、クローディオという若い貴族が、結婚の約束をした
恋人ジュリエットを妊娠させてしまう。厳格な法の運用を決めた
アンジェロは、「結婚前に関係を持つことは法に反する」と、
彼に死刑を宣告する。クローディオの友人ルーシオは、
道院にいるクローディオの妹イザベラ(多部未華子)を訪ね、
アンジェロに会って兄の死刑の取り消しをするように頼む。
兄思いのイザベラはアンジェロに面会し慈悲を求めるが、
何とアンジェロはイザベラに恋をしてしまい……。