12月31日(木)MUZA川崎シンフォニーホール
15時開演の「MUZAジルベスターコンサート2015」
に行ってきました。
指揮 : 秋山和慶
管弦楽 : 東京交響楽団
<セットリスト>
一部
バーンスタイン : 「キャンディード」序曲
ガーシュイン : ラプソディー・イン・ブルー
ピアノ : 清塚信也
二部
「サウンド・オブ・ミュージック」
マリア : 知念里奈
トラップ大佐 : 福井晶一
長女・リーズル : 笠松はる
長男・フリードリッヒ : 菊池銀河
次女・ルイーザ : 広岡鈴
次男・クルト : 横山温人
三女・ブリギッタ : 加藤菜穂子
四女・マルタ : 漆原志優
五女・グレーテル : 種村梨白花
演出 : 原純
♪ サウンド・オブ・ミュージック
♪ ディキシット・ドミヌス (主は言われた)
♪ 私のお気に入り
♪ ドレミの歌
♪ ひとりぼっちの羊飼い
♪ エーデルワイス
♪ すべての山に登れ
♪ 何かいいこと
♪ 行列聖歌~マリア
♪ さようなら、ごきげんよう
良席だったのでオケの迫力がすごかった。
一部の司会は笠松さんと福井さん。
ピアノの清塚信也さん、存知あげませんでしたが、
国内外のコンクールで数々の賞を受賞し、
ドラマ「のだめカンタービレ」や、映画「神童」の
吹替え演奏も担当されたり俳優もしている方との事。
ファンの方がデコ団扇を振っていました。
ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーは
「クラシックの方からはジャズの曲、と言われ、
ジャズの方からはクラシックの曲と言われている」らしい。
「束縛されるのは嫌いなので自由に弾きますね。
高速演奏をしますが、手元が見えない方、ごめんなさい。
でも速すぎてどうせ見えないですから」と
おっしゃっていて面白い方でした。
♪ラプソディー・イン・ブルーだけでなく、アンコールも
楽譜なしでの演奏。曲のつなぎも自然でなめらかですごい。
鍵盤の端から端まで使うダイナミックな演奏。
圧巻の演奏に、放心状態で聴き入ってしまいました。
「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦」の
決勝戦での高速ピアノ演奏でも見ているかのようだった。
アンコールではさまざまな有名クラシック曲のサビの部分に
まじり、スーパーマリオのゲーム音を入れたり、
結婚行進曲を入れたり、楽しいアレンジだった。
鳴り止まない拍手に、自身の腕時計を指さし、笑いながら
「時間ないんだからもうダメよ」というジェスチャーをしながら
袖にはけていきました。すごいものが見れた。
素晴らしい演奏だった。
二部の「サウンド・オブ・ミュージック」では、
オーケストラの前の空いているスペースでのミュージカル。
知念さんの、目がさめるようなすがすがしい歌声からのスタート。
トラップ大佐の凍った心を溶かすのにふさわしい子供たちの
天使のような歌声。子供たち一人一人を抱きしめ、末っ子の
グレーテルには、優しく額をつける福井さん。親子愛に涙…
教会のシーンでは、舞台後方の巨大なパイプオルガンが
鳴り響き、荘厳な雰囲気に…
笠松さんの美しいソプラノがもっと聴きたかった。
セットはありませんでしたが、キャストの皆さんの、
素晴らしい歌声と演技で青い空と、山々が見えるようでした。
アンコールでの♪シャル・ウイ・ダンスを見ていたら、
福井さん主演の「王様と私」を見てみたいな、と
思いました。包容力があって素敵な王様だろうな。
MUZAは2014年の年末も行きましたが、クラシックと
ミュージカルを融合した良い舞台をやってくださるので、
毎年余韻に浸ったまま、楽しい気分で年越しが出来ています。
今年は何だろう。発表が楽しみ。